カラコンは免許更新で駄目?グレーゾーンの謎

カラコンを毎日のように使用している場合、髪型やメイクを含めて「自分」だと認識されている方が増えつつあり、「免許更新」「パスポート更新」時に装着したまま撮影してしまい、許可されないと言うトラブルも聞くようになりました。

では、何故「免許更新」に使用する写真を提出する場合、カラコンを使用していてはならないのでしょうか?

 

最近では、免許更新時に「カラコン」を外して「眼鏡」で証明写真を撮るように促す「免許センター」も増えて来ています。

 

免許更新時にカラコン写真が駄目な理由

簡単に言うと、◯◯さん本人を認識する為の「本人確認」が出来る「敷居が高い」物だからです。

「銀行口座開設」や「クレジットカード作成」、「パスポート作成」や「会員登録」等をされる場合、本人確認出来る物として、「運転免許証」を提出した経験が有る方が多いと思います。

 

逆に「運転免許証」が悪意の有る誰かの手に渡ってしまった場合、お金を不正に受け取る事が出来る位ですので、現時点の日本では、非常に重要な位置付けがされているのが「運転免許証」です。

本人を証明する物としては、「証明写真」しか有りませんので、「カラコン」を装着した状態と言うのは、「誰からでもあなたと認識出来る状態」では有りませんので、「本人確認」出来る物として意味を成さなくなってしまいます。

 

つまり、カラコンを着用してしまっている状態と言うのは、本人確認出来る資料としては不十分と言う事です。

ですが、免許更新に使用する証明写真でも、しっかりとメイクしても大丈夫だったと言う方や、「マスカラ」や「つけまつげ」をして、更に「カラコン」を着用していたとしても何も言われなかった等言う方も居られます。

 

当然、「ナチュラル系」で着色直径と黒目部分に差が殆ど無かった場合は、担当の方によって変わります。

本来であれば、「証明写真」として許可されない状態と言うのは、カラコン以外では、「アイプチ」「つけまつげ」「輪郭が分かりにくい髪型」「派手なメイク」等が有名ですが、「大丈夫な場合も有るし駄目な場合も有る」と言うのが現状だと言われています。

 

ただ、現在のようにカラコンが普及する以前から、運転免許証等のように「本人確認」出来る物は、印象が変わるメイク等は原則として禁止されていますので、「本来であれば駄目な事」だと認識して「自己責任」で免許更新して頂く必要が有ります。

もし宜しければ、「カラコンで安全な商品を選ぶ際の完璧な規準」の記事も参考にして頂けると幸いです。

 

カラコンで安全な商品を選ぶ際の完璧な規準

本当の意味で「安全なカラコン」と言うのは、日本国内で販売されている比率がまだまだ少ないのが現状だと言われています。

一昔前でしたら、「日本製」と言うのが「信頼の証」「購入の目安」と言われていまいたが、近年、「コスト削減」にこだわり過ぎてしまい、カラコンユーザーの健康問題を軽視し過ぎてしまっているのでは?と言う疑問の声が「カラコン販売店側」からも上がっている位です。

 

現在日本国内で沢山販売されている「カラコン」の大半は、「台湾」や「韓国」「シンガポール」等のアジア製で、「ドイツ」「アメリカ」「アイルランド」等もカラコンを製造しています。

大きく「アジア製」「アメリカ製」「ヨーロッパ製」に分ける事が可能ですが、安全基準が高いのは「アメリカ製」「ヨーロッパ製」のカラコンです。

 

アジア製カラコンの信頼性が低下した事実

実は、現在日本で市販されている「アジア製」人気カラコンの殆どは、「厚生労働省」が「高度医療機器」として認め、市場への販売を許可する為の規準を「満たしていない状態」で販売してしまっています。

具体的に言うと、「カラコン直径」「カラコンBC(ベースカーブ)」等の形に関する規準と、カラコンの「縁」部分に当たる部分の処理、製法上のコーティングの不備、根本的な安全基準の不備等です。

 

「カラコン直径」「カラコンBC」が「厚生労働省」が指定している安全基準を満たしていない場合、瞳のゴロつきや傷、ズレ易い等が起きてしまいがちです。

カラコンの「縁」部分の処理に関しては、表面が滑らかでは無いと居う意味で、数時間の使用で瞳に傷が付いてしまう危険性が出てしまいます。

 

「コーティング」の不備に関してですが、現在日本で市販されているカラコンの主な製造方法は「サンドウィッチ製法」で、着色したカラコンを透明なコンタクトレンズで挟むような製造方法です。

ですが、着色部分を挟むコンタクトレンズが薄過ぎてしまう事によって、着色部分が直接瞳に触れてしまう事も報告されています。

 

根本的な安全基準の不備に関しては、「酸素透過性」「縁」「着色部分の露出」等の様々な状況が重なってしまった事によって、瞳に炎症や浮腫、瞳周辺の血管が太くなる等のように、そのカラコンを使用した事による明確な異常が出てしまう状態です。

ですが、「アジア製」のカラコンが完全に駄目と言う訳では無く、定期的に使用していても何も問題が無い方も居られます。

 

本当の意味で厳しい安全基準をクリアしたカラコンが使いたい場合は、「アメリカ」「ドイツ」「アイルランド」「シンガポール」等で製造された製品を使用した方が良いとは思います。

もし宜しければ、「カラコン・ツーウィークの安全性と危険性」の記事も参考にしてみて下さい。

 

カラコン・ツーウィークの安全性と危険性

ツーウィークタイプのカラコンは、どうしても瞳への負担が大きく、安全が疑問視されている商品も多い為、販売しているメーカーや商品数自体が少なくなります。

少し前は、ツーウィークタイプのカラコンやコンタクトレンズは、比較的多かったと思います。

 

「少し前」と言うのは、2009年11月4日に厚生労働省から規制されたカラコンの「医薬品医療機器法」以前の話です。

残念ながら、11月4日以前は、法律が規制されていませんので、ツーウィークに限らず、カラコンの安全性については、そこまで厳しく有りませんでした。

 

ツーウィークが安全性において劣る理由

最近の主流は、「1日使い捨て」つまり、ワンデータイプのカラコンで、ツーウィークのように、毎日の洗浄や保存不良によるトラブルの心配も無く、安全性も高いです。

カラコンを製造しているメーカー的にも、ワンデータイプの方が安全性が高く、商品単価が高いので定番化しています。

 

また、ツーウィークタイプのカラコンは、ワンデータイプと比較した場合、ある程度以上の厚さが必要になります。

装着時間に関しても言える事で、ワンデータイプのカラコンでさえ、1日8時間以上の装着に関しては、安全性が保証されていない状況です。

 

ツーウィークタイプのカラコンは、ワンデータイプよりも分厚くなりますので、当然、装着時間はより短くなり、6時間〜8時間程度が限界だと言われています。

外出前のメイク時にカラコンを装着し、帰宅するまでの間は、カラコン専用の目薬等も使用しないと言う方が殆どだと思います。

 

ツーウィークを長時間使用すると何が怖いのか

素材自体が分厚い事による「瞳の酸欠」、素材のフチ部分が瞳部分に触れる事による「傷」、細菌性や真菌性の「角膜炎」「角膜感染症」等が問題視されています。

「瞳の酸欠」は、「急性角膜上皮浮腫(きゅうせいかくまくじょうひふしゅ)」「慢性充血」等を発症してしまう可能性が有ります。

 

「傷」は、「角膜びらん」「角膜炎症」「滑膜上皮障害」等を発症してしまう可能性が有ります。

「急性角膜上皮浮腫」は、瞳の酸素不足が原因で「代謝」に異常が生じ、瞳にむくみ(浮腫)が出来る状態で、「上皮剥離」を起こし、深刻な障害が出てしまう場合が有り、危険です。

 

また、外出先等で瞳に違和感を感じ、水道水で洗ってしまった場合、「アカントアメーバ」に感染する可能性も有ります。

もし宜しければ、「カラコンの買い方と勘違いに伴う失明」の記事も参考にしてみて下さい。

 

カラコンの買い方と勘違いに伴う失明

カラコンの「度あり」「度なし」に関わらず、①眼科受診→②処方箋→③購入と言う流れが、正しい買い方です。

時々、「BC(ベースカーブ)」「正しい使い方」「注意点や危険性」を把握せずに、一度も眼科受診せずに購入される方も居られますが、買い方としては非常に危険です。

 

「度あり」のコンタクトレンズを使用されて来た方は、「慣れ」による間違った使い方によるトラブルや感染症、炎症等が多いのです。

「度なし」の場合は、カラコンの怖さ自体を全く把握出来ていない場合が多く、「アカントアメーバ角膜炎」等によって失明してしまったり、白濁化した瞳で一生過ごす方も珍しく有りません。

 

これは、カラコンが危険だと言う事では無く、買い方や使いかを間違えると危険だと言う事です。

医師の指示通り使用しているのであれば、トラブルが起こる事は考えにくいです。

 

度ありカラコンの買い方

コンタクトレンズと同様に、眼科受診して「処方箋」を頂き、自分の瞳の「BC(ベースカーブ)」等に合わせて購入するのがカラコンの理想的な買い方です。

「処方箋」に合わせているのでしたら、インターネット等でも気軽に購入する事が可能です。

 

「処方箋」を一度処方した頂くと、何年も眼科受診をしないと言う方も多いですが、視力が良くなって来ている時に、瞳にとって強い度数で「視力矯正」してしまっている場合も有ります。

自覚症状が出ない状況であったとしても、瞳に傷が入っている場合も多く、定期的な眼科受診は必須とも言えます。

 

度なしカラコンの買い方

一般的にカラコンは、コンタクトレンズの延長線上として理解されている方が多く、度なしであればファッション小物と考えられている方も多いと思います。

ですが、カラコンは瞳の上に直接触れる物ですので、「眼科受診」が必須になります。

 

オシャレ眼鏡等と同じで、普通にインターネットで購入する買い方だけで良いと誤解されてしまいがちですが、瞳の「BC(ベースカーブ)」を把握していないと深刻な瞳のゴロツキやズレ、痛みでオシャレ所では有りません。

また、カラコンを付けると瞳は、慢性的な酸欠状態に陥りますので、瞳の血管はより沢山の酸素を吸収する必要が有ります。

 

その時、瞳の血管は太く変化し、より多くの酸素を吸収出来るようにしようとします。

更に、瞳の白目部分に傷が付いたとしても、深刻化するまでは気付かない物で、眼科への定期受診時に異常が見つかり、「失明は避ける事が出来た」と言う方も少なく有りません。

 

もし宜しければ、「カラコンの使い回しによるトラブルと実際」の記事も参考にしてみて下さい。

 

カラコンの使い回しによるトラブルと実際

カラコンの使い回しによるトラブルは意外と多く、2週間タイプに代表される「ウィークリータイプ」を使用期限を過ぎてしまったとしても使い回してしまったり、1日使い捨てタイプ「ワンデ−タイプ」を2日以上に渡って使い回してしまったりする方による物が比較的多いです。

また、「ウィークリータイプ」のカラコンを「毎日使用しないから大丈夫」と言って、開封後数週間位放置して使用されている方も居られます。

 

殆ど、使い回しをしているのと変わりませんし、状況によってはより危険です。

 

使い回しの危険性について

ワンデー、ウィークリータイプ問わず、カラコンの連続使用時間は8時間前後ですが、外出時等にワンデータイプを使用したまま就寝してしまい、翌日に充血や痛み、腫れや外す時に瞳に張り付くような違和感がした等と言う使い回しによるトラブルが多いです。

通常のコンタクトレンズであれば13時間位は基本的に問題は無いと言われていますが、カラコンは着色部分を挟んでいる事、製造上分厚くなる事等が原因でどうしても「酸素透過率」が低くなってしまいます。

 

通常のコンタクトレンズと同じ時間使用しているだけであっても、瞳は深刻な「酸素不足」に陥ってしまっていると言う事です。

更に、睡眠や長時間による着用等によって、空気中や皮膚上等に存在するカビや雑菌、細菌等がカラコンと瞳の間で増殖してしまうと言うリスクも高くなってしまいます。

 

当たり前の話なので申し訳無いのですが、カラコンは使用期限を過ぎての使用は想定されておらず、特にワンデータイプは脆く、使い回しによって知らず知らずの内に着色部分が露出し、瞳に接触してしまう可能性も有ります。

それに、ワンデータイプは1日で破棄する事が前提で製造されていますので、カラコン専用の洗浄液等で擦り洗いが出来るように出来ていません。

 

ウィークリータイプのように洗浄液で擦り洗いしてしまうと、エッジ部分が擦り切れてしまい、その部分が瞳に接触してしまう可能性も有り、非常に危険です。

片目を真っ赤に腫らしたまま来られる方、「目やに」が止まら無いと「目薬」等の購入を相談される方等も多いのですが、すぐにカラコンの装着やマスカラ等のメイクも中止して下さい。

 

カラコンを外して水道水で目を長時間洗う方も多いのですが、瞳の防護機能も洗い流してしまう可能性が高く、洗浄した場合は、薬局で販売されている「生理食塩水」を使用するようにして下さい。

もし宜しければ、「カラコンの保存液変わりに水道水を使うと?」の記事も参考にしてみて下さい。